社会化されたカラダというと性的に成熟した、あるいは殊に、成熟しつつあるロリ半分オトナ半分の少女の身体を指して言うものですが、私が語るからにはアキラのことに決まっています。
アキラの身体は、トシマで運命の彼氏に出会うことで性的に開花しました。どんな激しいプレイにも耐えるアキラの身体は、BL社会に完全に適応したけしからん身体です。ところがアキラはなかなかそんな自らを認めようとしない。そこがアキラの陰のエロスの実であるわけですが。
トシマを経てめでたく「男のための」身体を得たアキラでありますが、(一部ENDを除いて)自身はそのBL的社会性に無自覚なのものだから、彼氏たちは冷や冷やしっぱなしでしょうよ!
特にケイスケなんかは、アキラの身体を衆目に晒すことに抵抗感を持っていそうです。
今描いているインテ用のケイアキは、3畳一間の仮住まい、銭湯通いです。神田川、素敵な歌ですよね。
アキラは大衆浴場でも前を隠さないと思います。で、ケイスケはそれを快くは思っていないはず。まったく、アキラの身体を社会化しているのは誰の目だというのです?
二人はまずはちゃんとアパートなりを借りるために金を貯めているんだけど、ケイスケとしては銭湯通いを止めたいのが大きな理由になっていたりして。
アキラを独り占めしたがるのはさすが元ヤンデレっぽい。
そこでアキラは己に無自覚でいることで、ケイスケの「病み」を散らしてしまえばいい!
病んで病まれて「二人だけの世界に生きる」もまた乙なものですが、姉的な目線でアキラを見てしまうドリーミングな私としては、健やかに「世界の中で生きる二人」が好きなんですよね。
ところで「アキラ」と呼び捨てするのが慣れません……。twitterでアキラたんアキラたん言うてるからなー!